180408 第52回恂恂会読書会「イワン・イリッチの死」とイッセンさんの料理
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今回の読書会のチューターであるドクターのNさんが選んだ本はトルストイの「イワン・イリッチの死」。
100ページほどの薄い文庫だけれど、難しい文字がぎっしり詰まって「まあ、読みづらいこと!!」。何よりも、19世紀後半のロシア官僚のイワン・イリッチが45歳で死を迎える様子がテーマなので、重ねて「まあ、読みづらいこと!!」。
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Nドクターは新訳との比較も紹介しながら全体をもう一度説明してくださいました。途中登場する何人かの医師がイワンに病状の説明をする場面では「医師の言葉の使い方は重要ですね?」と、感想を述べておられました。真面目なドクターです。
読書会の女性メンバーKさんが「登場人物の中で下男のゲラーシムだけに安らぎを覚えていくのは、ゲラーシムは日頃自然の中で生活し”生物に死があることが自然なこと”を知っていて、そんな態度に接したからでしょう」という趣旨の発言をされました。読み手によって、受け取り方は様々だけれど「そういうことか!」と、私は感心しました。
弁護士のM先生はNドクターの解説を聴きながらメモを取っておられて、最後に先生の感想を述べられました。「小説の冒頭に第三者の目からイワンの死が述べられ、その後にイワンの胸中の描写があって、小説のプロットが面白かった」と・・・。
なるほど日頃論点の整理を生業としておられるだけあって、「クール!!」。
「”ありがとう”(感謝)と”ごめんなさい”(贖罪)の二つが、上手に死んでいく秘訣です」という仏教のことわざがあります。
私は、数年前にこのことわざを知って日々忘れないようにしているのだけれど、肝心な時に出てこないのよね!?
読書会は普段の終了時間が大幅に過ぎてしまって、楽しみのイッセンさんのお料理です。
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ウニと新キャベツのスフレ
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煮卵
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近大マグロ。初めて口にしましたが「めちゃうま!!」
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たけのこ、タラの芽、ふきのとうなど山菜の天ぷら
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空芯菜のペペロンチーネ風
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途中で料理の名前も忘れてしまった。けど、ビール、赤ワイン、白ワインや純米酒と一緒においしい料理をいただいて幸せな夕餉でした。
次回の読書会は7月で、弁護士のM先生がチューターです。